その弾丸のような拳で

ハッサム大好きなポケモントレーナーによるポケモンブログです

第七世代シーズン1におけるメガハッサム

この記事を開いていただきありがとうございます。シノもすと申します。


今回の記事は現在の第七世代シーズン1のレーティングバトルのシングルにおけるメガハッサムの役割や環境考察について私見を語っていく記事となります。

いわゆる強者によるガチ考察とは違いますので、過度な期待はせず、見てやるかぐらいの軽い気持ちで見ていっていただければと思います。


構成としましては

1、現環境のメガハッサムの技構成
2、メガハッサムの調整考察
3、現環境の立ち回り考察
4、結論
5、雑記

となります。いつもの通り、必要な部分だけささっと見ていただければと思います。

では始めていきましょう。




1、現環境のメガハッサムの技構成
まず結論から述べますと、現環境で強いメガハッサムの技構成は

バレットパンチ
どろぼう
はねやすめ
つるぎのまい

の構成のメガハッサムだと考えます。おそらく多くの方がこの技構成で使っているのではないでしょうか。


ではなぜとんぼがえりではなくどろぼうなのか。

その理由の筆頭はまずアローラガラガラでしょう。
こいつは現環境でもかなりの個体数になる上、炎霊とハッサムのメインウェポンである鋼と虫の両方を半減以下に抑えます。
耐久もそこそこ高いため、バレパンとんぼではかなりの回数当てないと倒せませんし、むしろガラガラの高火力技によって先にこちらのサイクルが崩されることになると思われます。
しかしこれがどろぼうであるならば、一度剣舞さえ積めてしまえば上から殴って終わりです。もし積む機会がなかったとしても、他のポケモンで五割ほどまで削れば勝てます。

また、六世代に引き続き個体数の多いギルガルド。この子も鋼虫を半減以下に抑えるポケモンです。ですので割と後投げされることも多いように感じます。
しかしギルガルドの攻撃はめざ炎でもない限り一度は耐えますし、Sも抜いていることの方が多いため剣舞とはねやすめを絡めることで択ゲーにも有利に立ち回れますね。
相手が択つよマンだったり急所やDダウン連打マンの場合は完全五分の択ゲーに勝ってください。それしか無理です。

主な理由としてはこの2体のせいですね。個体数が多いため、このたった2体のせいでとんぼは相当動きづらいです。裏で見ようにも火力高いわ対面性能高いわ耐久あるわでふーんですね。

その他細かい理由としては、「鋼が多い環境であること」「上から高火力特殊技を押されることが多いこと」があがってきます。

前者は当然メインウェポンの鋼虫が通らないため、悪技を等倍で通していく方が無難というものです。
後者はとんぼする前に倒されるからというものです。後攻とんぼが打てても残り体力ミリであるなら結局サイクル負けします。


次にはねやすめつるぎのまいが搭載されている理由ですが、これに関しては単純ですね。耐久足りないからと火力足りないからですね。
はねやすめを除く場合、役割対象であるガブリアスメタグロスなどの物理を起点に出来なくなる可能性が出てきます。メタグロスでさえ、受け出し続ければ普通に押し負けます。
つるぎのまいに関しては、いくら高火力先制技が撃てると言えど、先制技のなかで高火力であるだけで威力自体がめっちゃ高いわけではないからです。その弱点を補うためというのが理由です。


他の技で採用される技の候補と解説を述べると

つばめがえし・・・マッシブーン
かわらわり・・・主にルカリオ。その他鋼
でんこうせっか・・・ギャラ

あたりになってくるのではないでしょうか。
積サイクルで使うならば3ウェポンも候補に入ってくるのでしょうが、サイクルやスタンなんかでも3ウェポンで行くとなると相当立ち回りが難しくなってくると思いますので、積みサイクル以外で用いる場合はかなり上級者向けですね。



2、メガハッサムの調整考察
技に関しては上に書いたとおりです。ここからは調整をぽつぽつ書いていきます。

と言いたいのですが、第七世代で強い調整がまだわからないので、とりあえず六世代環境において型として認知されていたものを現環境での感想を交えてあげていきます。



HAメガハッサム
・・・H236振り、実数値にしてH175をベースに特化霊獣ランドロス地震2耐え調整のものやAに全振りするものなど、いわゆる羽剣舞を軸としたもので、メガハッサムの型の中で一番スタンダードな型です。
技構成はバレパン羽剣舞まで確定で、残り一枠はとんぼかはたきが入っていました。

現環境においてもこの型が主流になってくるでしょう。調整先はガブの特化地震耐えや、アローラガラガラの準速抜きなどでしょうか。


ASメガハッサム
・・・性格いじっぱりのASに全振りするメガハッサム。六世代後期に数を増やしていた穏やかドランやSをあまり振っていないロトムなどの、本来であれば狩られる側のポケモン達を上からぶん殴って突破するという、個人的にはかなり衝撃を受けた型。
Sのラインは環境によって大きく変動していくため、相手依存になりやすいということで採用率は三割程度に抑えられていましたが、高レート帯においても存在していたので、環境を読む力やパーティの構築力がものを言う型だったと思います。
技構成はバレパンはたきおとす馬鹿力剣舞がテンプレートで、ほとんどこの構成でした。

しかし、現環境においてはたきと馬鹿力が覚えられませんし、抜いておきたい相手があまりいないため、採用率はせいぜい一割程度に抑えられると思います。
やるとすればマッシブーンの上からつばめがえしとかでしょうか。


HDメガハッサム
・・・HとDに全振りしたもので、どくどくはねやすめか剣舞羽のどちらかになってきます。毒羽による耐久重視のサイクルか、六世代環境に多かったボルトロスを起点にして舞っていくものがほとんどです。
技構成は「バレパン、はたき、剣舞、羽」もしくは「バレパン、とんぼ、どくどく、羽」の二つですね。

現環境においてはそこそこ数がいてもおかしくないのではないかと考えている型。カプ・コケコの電気技を起点にしつつ立ち回れるようになるという大きな利点があり、ASよりも明確な仮想敵がいる調整だと思います。



最も汎用性が高いのは当然ながらHAベースのメガハッサムです。とにかく複数の動きができます。
仮想敵に繰り出して有利サイクルをとったり、積エースやお掃除役としての仕事もこなせます。


急拵えで調整を考えたとするならば


実数値 175/214/167/×/121/98
努力値 236/196/52/0/4/20


こんな感じですかね。調整先は

HB ガブリアスの特化地震2耐え
S  アローラガラガラの準速抜き
A  1舞泥棒でH252振りギルガルド確定

こんなところです。アローラガラガラの準速がいるかどうか分かりませんので、そこに関しては環境次第で要調整ですね。
HBに関しても地面Zとか撃ってくるガブリアスが出てくるならそこも視野に入れた耐久か、視野に入れたプレイングが必要になってくるかなと。
Dに関してはあまりを振っただけですが、ウツロイドのパワージェム2耐えとかにしてもよさげですね。



3、現環境の立ち回り考察
現環境においては、正直かなり動きづらいと感じています。

タイプにおける仮想敵であるはずのカプ・テテフに上からめざ炎を打たれることを考えればハッサムでテテフを見るという判断は難しいです。ですので、ハッサムをテテフ対策としてパーティに入れようと考えている方は他のポケモンで考え直すか、HD調整のアイへ持ちをつかいましょう。汎用性は知りません。

電気、水などの特殊アタッカーがもともと苦手なのにも関わらず電気フェアリーの高速高火力アタッカーであるカプ・コケコ。フェアリー技に後出ししたとしても、電気技が飛んでくるため相当つらいです。

六世代では役割対象であったガブリアスも炎技の搭載率が伸びており、一度物理受けに引いて持っているかどうかの確認が必要になってきます。

ギャラドスに関しても苦手ではないにしても、別に得意なわけではないため、積めてない状態でいかくが入ってから積合いになった場合は正直苦しいです。

メガボーマンダも炎技を搭載している可能性があるポケモンのため一度後ろに下げて持っているかどうかの確認をする必要があります。1舞バレットで六割~七割程度入りますのでうまく立ち回ってハッサムを通しにいく必要があります。

アローラガラガラギルガルドに関しても後出しできるわけでもなく、あくまである程度相手にできる程度です。


こう考えるとやはり難しく感じてきますね。
その他サザンドラテッカグヤメガルカリオなど採用率が高めのポケモンに対して不利を強いられるので動きつらさが目立つというのが私見になります。


では同展開していくのが良いのか。
ここまで書いておいてなんですが、まだ判断仕切れません。すみません。

ただ環境にいる炎タイプのほとんどがアローラガラガラということもあり、積んだ後のメガハッサムを止められるポケモンというのが少ないように思います。ですので、うまく有利対面を作り出してしっかりと起点にしにいく展開を作ることができればまだまだ活躍していけると思います。

個人的にはウツロイドでサイクル中にステロ撒いてとか期待してるんですがまだパーティが煮詰まらないので、この構築が完成するのはまだまだ先になりそうです。



4、結論
これまたゴチャゴチャと述べてきましたので、これらをまとめたメガハッサムをばばんと張り出しますと

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ハッサム
持ち物・・・メガストー
性格・・・意地っ張り
特性・・・テクニシャン
実数値(メガ後)・・・175-214-167-×-121-98
努力値・・・236-196-52-0-4-20
技・・・バレットパンチ/どろぼう/はねやすめ/つるぎのまい

ガブの特化地震2耐え。準速アローラガラガラ抜き。剣舞どろぼうでギルガルド確定。
序盤はサイクルを回して相手に負担をかけていき、中盤以降は積む隙を逃さずすかさず剣舞して仕掛けていく。
六世代の時のように脳死ガブリアスを起点にするような動きは避ける。テテフのサイコフィールド時の対応にも気をつける。


こんな感じです。実際にこの調整で使ってるわけではないので、これで活躍するかはわかりません。
とりあえずこの結論になった、というだけですね。今後はより発展していくと思います。楽しみですね。



5、雑記
というわけで、第七世代シーズン1の私見メガハッサム考察記事でした。

ちなみに自分はどろぼうではなくとんぼにしてます()
これというのも、パーティがガチガチのサイクル構成だからですね。どろぼうによる範囲よりも有利対面を作り続ける方があっているパーティなので、そういう構成にしてます。

しかしまあアローラガラガラが憎くて憎くてとんでもないので、そろそろどろぼうにするかもしれませんね。うむ、なんもかんもアローラガラガラが悪い。

あと個人的な感想を言うと、現環境のステロ撒きが貧弱すぎてイマイチいいアイディアが思い浮かばないんですよね。バンバドロとか、あの見た目でステロ撃てないとか詐欺にもほどがありますよ(´・ω・`)

というわけで、次回こそはシーズン1の構築記事になると思います。

では、ここまで見ていただきありがとうございました。また機会がありましたら見ていただけるとうれしいです。
失礼いたします。